第18回
日本サイコセラピー学会
The 18th Japanese Federation for Psychotherapy
現在における不安とサイコセラピー
 ご挨拶
 この度、平成29年3月25日・26日に第18回日本サイコセラピー学会を開催することとなりました。本学会開催のご案内を申し上げます。
 本学会は、主として医療ならびに関連領域の臨床現場でサイコセラピーをいかに運用し活用していくか、どのようにサイコセラピー技法を学んでいくか,さらには今後どのようなサイコセラピー技法を開発していくべきかといった研究ならびに臨床実践の結果を発表し研鑽を積む場となっております。発表者の背景となるサイコセラピーの技法は様々であり、学会が中心に据えているサイコセラピー技法は特にございません。むしろ異なる流派の実践的な交流の場といった方向を目指しております。
 さて私が会長を務めさせていただく第18回学会は、「現在における不安とサイコセラピー」という大会テーマで開催させていただきたいと考えております。現在における不安は、精神科診療では言うまでもありませんが、ガンや慢性疾患など、身体疾患患者のケアにおいても、重大な問題となっております。不安が高度であれば、うつ病が出現しやすくなり、うつ病を併存すれば、身体疾患は難治化し、自殺のリスクが高じてしまいます。この様な不安の現在における表現型は、実に多様で複雑であることが予測されますが、この本質や内容を明らかとし共有していくとともに、これに対応するため現在のサイコセラピーはどうなされるべきか、また薬物療法との相補性はいかにあるべきかなど、治療的介入の議論も深めたいと考えております。そして参加された先生方にとって有意義なものとなり、今後の臨床の発展に寄与するものとなれば幸いかと思っています。

第18回日本サイコセラピー学会 大会長 松永 寿人
主 催:第18回日本サイコセラピー学会運営事務局
〒663-8501兵庫県西宮市武庫川町1-1
兵庫医科大学精神科神経科学講座内
■Tel:0798-45-6051 ■Fax:0798-45-6053 ■MAIL:psylot18@hyo-med.ac.jp
大会長:松永 寿人
(兵庫医科大学精神科神経科学 主任教授)
事務局長:林田 和久

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